QueSeraSeraCA’s こんな私の生きる道 〜 Stay hungry, Stay foolish 〜

思えば遠くへ来たもんだ、目的も計画も不明瞭なままに...

英語にまつわるエトセトラ

アメリカで暮らす以上、避けては通れないのが英語ですよね。
英語は単なるコミュニケーションツール。「英語を話せるようになる」ことは目的でなく手段であるべきだとか、肝心の私の英語力については置いといて(置いとくなって声もこの際置いといて)、最近英語に関してぼんやりと思ったことを書いてみようかと思います。

英語で夢を見た時が最大のチャンス?!

以前、英語の先生が言っていました。「英語で夢を見たら、その後必死で勉強しなさい。今の壁を破って次のレベルに進むチャンスだから、そのタイミングを逃してはいけない。」と。

でも実は私、つい最近まで英語で夢を見たことがありませんでした。正確には、見たことはあるのです。でもそのどれもが「言いたいことがうまく言えずにもがく自分」のシーンで結末を迎えるという悲しいものでした。半分以上を歳のせいにしながらほぼ諦めていた私が、数週間前はじめて英語で夢を見ました。ちょっと奇妙なストーリーではあったものの、それなりに自分の言いたいことを発言し、大きなミーティングの場で会話が成立していました。しかも、その翌日も英語で夢を見たのです。二日連続の快挙にビックリ&万歳!

結果、この数週間をどう過ごしていたかというと、、、なぜか私は英語を拒絶していました。どうも、そういう気分じゃなかったみたいです。この英語上達の第一波に乗り損ねた私は今、次の波を逃すまいと心待ちにしているところなのです。

英語モードの日とそうでない日

体調の良い日と何となく優れない日があるように、英語が比較的すらすらと口から出てくる日と思うように出てこない日があります。
彼は国内出張の多い人なので、2〜3日の出張が月に数回あります。二人暮らしのため、当然その間私には家での会話がありません。自ら望まなければ、英語を一言も話さずに過ごせてしまう環境なので、そんな日々の後には英語がうまく出てこない試練が待ち受けています。加えて、普段は私に気を遣って少しゆっくりとクリアに話をしてくれる彼も、ネイティブスピーカーばかりの会話の後はマシンガントークになるのです。そんな時、私の視線は宙を舞い(これは、私が途中で会話について行けなくなっているサイン)、それを察した彼が最初から説明し直すということになります。スピードだけの問題ではないのですが、英語が比較的すんなりと耳に入ってくる日と、いちいち「ハッそれ何?』になる日があって不思議です。
コンディションは仕方ないとも言えるけれど、いつかそういうものは関係なく自然と言葉が口をついて出てくるように、そして理解できるようになりたいと思うのです。

言いたいことがすぐに口から出ないストレスと、そこにあるメリット

わたしの脳は日本語脳です。えらそうに断言するのもなんですが、日本語で考える→英語で話すという流れが基本でその域を出られないので、時々、目的語が先に口から出てしまうこともあります。あ、、、と思って、そこから英語の構文を編成し直し不自然な表現になったり、最初から言い直すこともしばしば。日本語で頭に浮かんだことをうまく英語で表現できそうもなかったり、単語がわからなかったりして、そもそも話すことをやめてしまうことだってあります。後になって、あぁ言えば良かったこういえば良かったと思うのは日常茶飯事で、運転しながらの独り言が増えます。このストレスは、大小の違いはあれど一生私につきまとうんだろうなーと思います。

でも実は、すぐに口に出せないことによるメリットもあるのです。「言わなくてもいいことを言わずに済む」ということです。つい感情的に口走ってしまって相手を傷付けたり怒らせたり誤解を生んだり、、、そんな経験、私には過去にいっぱいありました。こういうことって、実は相手に伝える必要なないんだけれど、日本語を話す人だと必然的に伝わってしまう。肝心なのは自分の気持ちをクールダウンさせることなので、相手に伝える必要のない自分の不満は、あえて日本語で柔らかめに発言して発散させるという対処法を身につけました。今のところ、うまくいっていると思います。

私の英語上達が先か、彼の想像スキルアップが先か?

先月からメディカルチェックアップに通っています。健康診断に通っているというのもおかしな話ですが、これがアメリカの医療事情だから仕方ない。ファミリードクター、婦人科医、血液検査、超音波検査、マンモグラムなどなど、それぞれに予約を取って別の場所へ。今は仕事もせず時間のある身だから不平不満は言いませんが、仕事をしていたら時間を作リ出すのが大変だと思います。(そんな中今の所ひとつふたつ、日本にもあったらいいなと思ったことがあるので、それはまた別の機会にでも。)

さて、検査の結果などを彼に話すのに、臓器名や検査の名称、症状等のボキャブラリをなかなか覚えられない私からはジェスチャーや擬音擬態語が次から次へと繰り出します。それらを的確に当てていく彼。まるで連想ゲームでもしているようで、話しながら自分でも情けないやら面白いやらで笑けてきます。

そして、ふと思いました。例えば後天的に視力を失った方は、それを補完するがごとく他の感覚(聴覚や触覚)が研ぎすまされていくという話を聞いたことがあります。言語にも文化や習慣にも少なからず壁のある私達は、相手の言わんとすることを汲み取る能力を身につけようとしているのかもしれません。声のトーンや表情で相手の感情をある程度理解できるようになっていることも、そのひとつの現れなのかもしれないと思う今日この頃です。が、実のところはどうだか?

緊急時の連絡方法

お互いに何か不測の事態が発生した場合、、、この歳にもなると考えておかなければいけないことのひとつです。
基本、お互いが連絡できる状況にある場合には、テキストまたはラインで「911:用件」という形で連絡することを話し合っていました。これにより、緊急事態であることがすぐにわかるので迅速な対応ができるってことです。

問題は、本人が何らかの理由で連絡できない場合でした。彼の緊急連絡先はこれまで実兄になっていましたが、当面この体制を変えないことにしました。私の今の語学力やアメリカでの一般知識を考えると、現時点で私が第一連絡者になるのは最善ではないと考えたからです。近い将来、ちゃんと私に移行できることを望みつつ、当面は義兄から私に連絡してもらう体制を取ります。

一方、私の場合、彼に連絡が行くこと自体何の問題もありません。しかしながら、私の日本にいる家族と連絡を取り合わなければならない場合が問題でした。彼の日本語はご挨拶程度(と言ってはちょっとかわいそうですが、ご挨拶プラスα)、私の家族の英語もご挨拶程度(父に至ってはほとんどダメ)という中で、どうコミュニケーションを取るか考えた末、友人に彼と私の家族の間に入ってもらうことにしました。しかも、連絡が取れない事態とか時差の問題を考慮して、プライマリとセカンダリ2名を選ばせていただきました。できればそんなことが起こらないのが理想で、気の重い役割であることは確かなので、私も同じ役割を担い、お互い助け合うことに。


こんな感じで英語/永住/国際結婚にまつわる諸々を私なりに捉えて対処しています。が、これからも気付くことがいろいろあるんでしょうね。気付いたら随時対応していきたいと思っています。


#英語 #永住 #国際結婚 #諸問題