QueSeraSeraCA’s こんな私の生きる道 〜 Stay hungry, Stay foolish 〜

思えば遠くへ来たもんだ、目的も計画も不明瞭なままに...

またもやUSCISのシステムに惑わされる

フィアンセビザの申請中、ビザのケーストラックアプリに翻弄された経験のある私。

queseraseraca.hatenablog.com

USCISのデータベースには信頼できない烙印を押したし、私がいくらチェックしたところで進捗スピードは変わらない。同時申請のケース含め全て(I-485, I-131, I-765)にメールで進捗通知を受け取るためのフォームG-1145(Eノーティフィケーション)を付けているのだし、通知があるまでのんびり待とうと先々週までノーチェックでおりました。

が、前回の失敗は、同時期に申請したケースの進捗状況をアプリがご親切に通知してくれてしまった(多分設定でON/OFFできると思いますが)のが原因で、次々と他の方達のビザが承認されていく中で、依然何の進捗もない自分のケースに不安を持ち始め、負のスパイラルに突入したというもの。

バイオメトリクスから2ヶ月以上経過して、そろそろ状況が気になり出した私は、自分のケースをチェックするだけなら前回の二の舞にはなるまい、と、UCSICのWebサイトにアクセスしてみました。

結果、また惑わされましたので、ここに記しておきます。
I-131(Travel Document)と I-765(Employment Authorization)に関しては、問題なく「My case was received」となっているので、ここではI-485(Adjust Status)についてのみ触れます。また、以下はあくまで私のケースでの問合せ結果ですので、ご承知おきくださいませ。

まずはサインアップせずにチェック

USCIS Case Check
ここで、ケースナンバーを入力してみると、以下のエラーが発生。
USCIS Case Error
ユーザーディファインドエラーということは??もしかすると、I-485に関してはサインアップしないとチェックできない仕様になっているのかもしれぬと思い、次へ。

サインアップしてアクセスしてみる

サインアップ後、自分のケースを登録してみた。
USCIS My Case --I-485/I-131/I-765
すると、I-485だけ3月末に謎のアップデート形跡があり、ここからI-485だけが不思議な現象を見せるのです。
ある時は、ケース名が空っぽ
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ある時は、その前にチェックしたケースの内容が表示される
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そしてまたある時はエラーに

電話で問合せ

システムのエラーっぽいのですが、どうにも気になるし、わっけわからない現象なので、電話で問い合わせてみることにしました。
自動音声に従いケースナンバー等を入力して、一次サポート窓口の方にこの現象を伝えると、二次サポートに回しますとのこと。ここでの自動音声によると、その日の待ち時間は約400分とのことなので、氏名を録音して折返しの電話を待つことにしました。
電話は翌朝かな?と思っていたのですが、夕方6時過ぎに電話があり、二次サポート窓口の方と話すことができました。

結果

システムの不具合で、現在対応中のとこと。私のケースに限ったことではないので、彼らサポートメンバーも含めてできることはただ不具合解消を待つのみ。(今日時点でも現象変わらず)
それならば、一次窓口で回答できるようにしておいて〜と思いつつも、ついでなのでI-131とI-765の状況についても聞いてみました。現在の処理状況から5月末ぐらいになるでしょうとのこと。本当かな?


〜 アメリカ入国からのタイムライン 〜

2017/10/上旬 : アメリカ入国
2017/12/上旬 : 結婚
2017/12/22 : マリッジサティフィケート取得
2017/12/23 : グリーンカード申請書類一式をプライオリティメールで発送
2017/12/27 : USPSのトラッキングにて配送完了を確認 書類発送から4日
2018/01/08 : Receipt Noticeをテキストにて受信 15日
2018/01/12 : Form I-797C(I-485/I-765/I-131)をメールにて受取 19日
2018/01/20 : バイオメトリクスの日程が2/2に決まる 27日
2018/02/02 : バイオメトリクス完了 40日
2018/05/03 : そういえば昨年の今頃もちょうどビザトラッキングアプリに翻弄されてたわ〜130日

#グリーンカード #アメリカ移住 #USCIS

英語にまつわるエトセトラ

アメリカで暮らす以上、避けては通れないのが英語ですよね。
英語は単なるコミュニケーションツール。「英語を話せるようになる」ことは目的でなく手段であるべきだとか、肝心の私の英語力については置いといて(置いとくなって声もこの際置いといて)、最近英語に関してぼんやりと思ったことを書いてみようかと思います。

英語で夢を見た時が最大のチャンス?!

以前、英語の先生が言っていました。「英語で夢を見たら、その後必死で勉強しなさい。今の壁を破って次のレベルに進むチャンスだから、そのタイミングを逃してはいけない。」と。

でも実は私、つい最近まで英語で夢を見たことがありませんでした。正確には、見たことはあるのです。でもそのどれもが「言いたいことがうまく言えずにもがく自分」のシーンで結末を迎えるという悲しいものでした。半分以上を歳のせいにしながらほぼ諦めていた私が、数週間前はじめて英語で夢を見ました。ちょっと奇妙なストーリーではあったものの、それなりに自分の言いたいことを発言し、大きなミーティングの場で会話が成立していました。しかも、その翌日も英語で夢を見たのです。二日連続の快挙にビックリ&万歳!

結果、この数週間をどう過ごしていたかというと、、、なぜか私は英語を拒絶していました。どうも、そういう気分じゃなかったみたいです。この英語上達の第一波に乗り損ねた私は今、次の波を逃すまいと心待ちにしているところなのです。

英語モードの日とそうでない日

体調の良い日と何となく優れない日があるように、英語が比較的すらすらと口から出てくる日と思うように出てこない日があります。
彼は国内出張の多い人なので、2〜3日の出張が月に数回あります。二人暮らしのため、当然その間私には家での会話がありません。自ら望まなければ、英語を一言も話さずに過ごせてしまう環境なので、そんな日々の後には英語がうまく出てこない試練が待ち受けています。加えて、普段は私に気を遣って少しゆっくりとクリアに話をしてくれる彼も、ネイティブスピーカーばかりの会話の後はマシンガントークになるのです。そんな時、私の視線は宙を舞い(これは、私が途中で会話について行けなくなっているサイン)、それを察した彼が最初から説明し直すということになります。スピードだけの問題ではないのですが、英語が比較的すんなりと耳に入ってくる日と、いちいち「ハッそれ何?』になる日があって不思議です。
コンディションは仕方ないとも言えるけれど、いつかそういうものは関係なく自然と言葉が口をついて出てくるように、そして理解できるようになりたいと思うのです。

言いたいことがすぐに口から出ないストレスと、そこにあるメリット

わたしの脳は日本語脳です。えらそうに断言するのもなんですが、日本語で考える→英語で話すという流れが基本でその域を出られないので、時々、目的語が先に口から出てしまうこともあります。あ、、、と思って、そこから英語の構文を編成し直し不自然な表現になったり、最初から言い直すこともしばしば。日本語で頭に浮かんだことをうまく英語で表現できそうもなかったり、単語がわからなかったりして、そもそも話すことをやめてしまうことだってあります。後になって、あぁ言えば良かったこういえば良かったと思うのは日常茶飯事で、運転しながらの独り言が増えます。このストレスは、大小の違いはあれど一生私につきまとうんだろうなーと思います。

でも実は、すぐに口に出せないことによるメリットもあるのです。「言わなくてもいいことを言わずに済む」ということです。つい感情的に口走ってしまって相手を傷付けたり怒らせたり誤解を生んだり、、、そんな経験、私には過去にいっぱいありました。こういうことって、実は相手に伝える必要なないんだけれど、日本語を話す人だと必然的に伝わってしまう。肝心なのは自分の気持ちをクールダウンさせることなので、相手に伝える必要のない自分の不満は、あえて日本語で柔らかめに発言して発散させるという対処法を身につけました。今のところ、うまくいっていると思います。

私の英語上達が先か、彼の想像スキルアップが先か?

先月からメディカルチェックアップに通っています。健康診断に通っているというのもおかしな話ですが、これがアメリカの医療事情だから仕方ない。ファミリードクター、婦人科医、血液検査、超音波検査、マンモグラムなどなど、それぞれに予約を取って別の場所へ。今は仕事もせず時間のある身だから不平不満は言いませんが、仕事をしていたら時間を作リ出すのが大変だと思います。(そんな中今の所ひとつふたつ、日本にもあったらいいなと思ったことがあるので、それはまた別の機会にでも。)

さて、検査の結果などを彼に話すのに、臓器名や検査の名称、症状等のボキャブラリをなかなか覚えられない私からはジェスチャーや擬音擬態語が次から次へと繰り出します。それらを的確に当てていく彼。まるで連想ゲームでもしているようで、話しながら自分でも情けないやら面白いやらで笑けてきます。

そして、ふと思いました。例えば後天的に視力を失った方は、それを補完するがごとく他の感覚(聴覚や触覚)が研ぎすまされていくという話を聞いたことがあります。言語にも文化や習慣にも少なからず壁のある私達は、相手の言わんとすることを汲み取る能力を身につけようとしているのかもしれません。声のトーンや表情で相手の感情をある程度理解できるようになっていることも、そのひとつの現れなのかもしれないと思う今日この頃です。が、実のところはどうだか?

緊急時の連絡方法

お互いに何か不測の事態が発生した場合、、、この歳にもなると考えておかなければいけないことのひとつです。
基本、お互いが連絡できる状況にある場合には、テキストまたはラインで「911:用件」という形で連絡することを話し合っていました。これにより、緊急事態であることがすぐにわかるので迅速な対応ができるってことです。

問題は、本人が何らかの理由で連絡できない場合でした。彼の緊急連絡先はこれまで実兄になっていましたが、当面この体制を変えないことにしました。私の今の語学力やアメリカでの一般知識を考えると、現時点で私が第一連絡者になるのは最善ではないと考えたからです。近い将来、ちゃんと私に移行できることを望みつつ、当面は義兄から私に連絡してもらう体制を取ります。

一方、私の場合、彼に連絡が行くこと自体何の問題もありません。しかしながら、私の日本にいる家族と連絡を取り合わなければならない場合が問題でした。彼の日本語はご挨拶程度(と言ってはちょっとかわいそうですが、ご挨拶プラスα)、私の家族の英語もご挨拶程度(父に至ってはほとんどダメ)という中で、どうコミュニケーションを取るか考えた末、友人に彼と私の家族の間に入ってもらうことにしました。しかも、連絡が取れない事態とか時差の問題を考慮して、プライマリとセカンダリ2名を選ばせていただきました。できればそんなことが起こらないのが理想で、気の重い役割であることは確かなので、私も同じ役割を担い、お互い助け合うことに。


こんな感じで英語/永住/国際結婚にまつわる諸々を私なりに捉えて対処しています。が、これからも気付くことがいろいろあるんでしょうね。気付いたら随時対応していきたいと思っています。


#英語 #永住 #国際結婚 #諸問題

日本からの愛のパッケージと、間違えちゃった戸籍抄本

そういえば日本領事館に婚姻届の提出に行った時のこともまだ書いてなかったな〜(遠い目)とか思いつつ、日々は流れ。。。

そろそろ日本の戸籍システムへの反映も済んだ頃かと、パスポートの記載事項変更(日本の姓は変更しなかったのですが、グリーンカードとの不一致を避けるため、カッコ書きでアメリカの姓を追記してもらいます)に必要な戸籍抄本を、父に取って来てもらうようお願いしていました。

で、これが届いた物の一部。

地元デパート開催の北海道物産展からの戦利品などなど、あふれんばかりの愛を受け取りました。涙


肝心の戸籍抄本をよく見てみると、筆頭者が父の名前になっている。私の名前の横には「除籍」とあるではないかっ!
この事態は全くもって想定外でした。年老いた父にこの辺の判断は難しかったかと、詳しく説明しなかった自分を猛省。

ダメ元で、本日日本領事館に電話で問合せてみました。が、もちろん、そんなんダメでした。
というわけで、婚姻後に新しく作成された私筆頭者の戸籍抄本を再度取り寄せてもらうことに。
幸い、後期高齢者の父の足で10分程度の所で手続きができるので、お天気の良い日に散歩がてら取りに行き、帰り道の郵便局で発送までしてもらうようにお願いしました。

宛名の書き方を念のため写メしましたが、人生初の海外宛郵便物発送ができるや否や?
何せ、除籍の戸籍抄本を何の疑問も抱かずに取ってきたぐらいですから、いささか心配ではありますが、他人に頼られることはボケ防止策のひとつだと思うので、気長に待つことにします。

そんなこんなで、今週予定していた日本領事館行きは延期。正しい身分証明書がなくても普段の生活には困らないので、ぼちぼちマイペースでいきます。

ちなみに、日本領事館に電話で問合せた際、担当の方の対応がやけにスムーズでした。もしかしたら私の父と同じような間違いをされる方がいらっしゃるのかもしれません(いないとは思いますが)ので、お間違えなきよう。

#アメリカフィアンセビザ #海外でのパスポート手続き #グリーンカード #戸籍抄本

SSNの氏名が異なることによる不具合その1 〜タックスファイリングの巻〜

フィアンセビザでアメリカ入国し、グリーンカードを申請するも、アメリカで生活するのに大切なソーシャルセキュリティカードの氏名が変更できずにいるQueSeraSeraCAです。詳細はこちら↓↓↓↓↓
queseraseraca.hatenablog.com

その後、GCの進捗もないけれど、日常生活においては特に不具合も感じることなく時が過ぎておりました。
が、ここに来てひとつめの不具合に遭遇!
という程のことではなく、単なる私達のミスであって、すでに修正&再提出しているので、これで無事問題解決かと思っていますが、同じような失敗をされる方がいらっしゃらないよう、ここに記しておこうと思います。

先週、タックスファイリングを終えた彼。私とのジョイントファイリングになり控除額が増えたため(多分)、シングルで申請の場合の約2倍のリターンになるとTurboTaxさんが算出してくれました!
レース用のバイクを新調しようかなと笑みを浮かべる彼を尻目に、ローンの返済増額に回そうとか考える堅実な私。
アメリカ人と日本人の典型的金銭感覚の違いに改めてビックリするとか笑っちゃうとか、そういう話はこの際置いといて、喜び勇んでうっかり私の名前を結婚後の姓(でもマリッジサティフィケート以外のどこにも存在しない名前)で申請してしまったのでした。

結果、先日早速Deniedのお知らせがあったらしく「SSNの名前をまだ変更してないから、照合できなかったんだね」ということで再提出しました。これで問題なく受理されるはず、との期待を込めて。


#ソーシャルセキュリティ #フィアンセビザ #グリーンカード #タックスファイリング #アメリカ #移住

あの日の出来事 〜LAXイミグレでの悪夢

もったいぶった感満載の割に、期待される程の出来事ではないかもしれません。そしてその割に、無駄に長いかもしれません。あしからずご了承くださいませ。

そう、あれは私の嫌いなロサンゼルスの空港で起こりました。
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いよいよ結婚に向けて具体的に動き出そうという一昨年の秋、私は今後の具体的な話をするために、1ヶ月半程の滞在予定で彼に会いにアメリカに来ました。この時点ではフィアンセビザにするか配偶者ビザにするかは決めかねていましたが、私の帰国の際に彼が一緒に日本に行き、改めて家族に直接話をした上で今後のビザ申請手続きをスタートさせるということだけは決めていました。

日本に帰国して以降、2度目の渡米。1度目はあれこれ聞かれるのではと若干緊張しましたが、LAXからの入国でなかったことも幸いしてか何も質問されずにあっけなく入国。その経験もあり、しかも今回はビザの手続きや何やらで気持ちは全く入国審査に向かず。
LAXのイミグレで、ESTAでプリントアウトされた紙を持って呑気に列に並んでいた私は、あまり好きくない感じの男性オフィサーに当たりました。写真撮影や指紋採取の設備のない、ESTA入国者向けの簡易カウンターです。今考えれば、適当に嘘をつけば良かったのかもしれませんが、何も悪いことをしていない私は、彼に誘導されるがままに(おそらく彼らにとっての)NGワードを発しまくります。
ざっとこんな感じです↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

オフィサー(以下「お」):何しに来たの?
私(以下「わ」):観光
お:(パスポートに貼られているビザは既に切れていることを確認)観光だけ?
わ:ん〜、それと友達に会いに
お:(雲行きが怪しくなる)友達って男?女?
わ:です
お:ただの友達?それともボーイフレンド?
わ:ボーイフレンド
お:(目線が厳しくなる)日本人?アメリカ人?
わ:アメリカ人
お:滞在期間は?
わ:1ヶ月半
お:(更に鋭い眼光に)1ヶ月半って随分長いよね
わ:そうですか?
お:仕事は?
わ:今はフリーランス、というかIndependent contractorでボラボラボラ・・・・・
お:(したり顔に変わる)帰りのチケットは?
わ:ある。けど紙で持ってないのでタブレット出していいですか?
お:ノータブレット、ノーインターネット。こっち来い!(完全に犯罪者を見る目に)
わ:(がっちょーん!ってか、今時紙持ってんの、みんな?)

後で思えば、いくら気持ちがここになかったとは言え、帰りのチケットぐらいはせめてプリントアウトして持っているべきでした。あの場であれを出せれば、あのムカつくオフィサーの鼻をへし折れたのかもしれません。(でも、飛行機のチェックインも携帯で済む時代に、紙を求めるのはやめてくれ!とも私は言いたい。)

何はともあれ、私を「不法滞在を企む怪しいアジア人女性」と疑ってやまない彼は、通常のイミグレカウンターに行き、私の履歴をシステムでチェックしているようでした。そのカウンターにいた女性オフィサーと二人で私を見ながら何やら話をしては画面を眺めるのを、今度は私の後ろに並んでいた人達からの「あの人どうしたのかしら?入国できないのかしら?」という好奇と疑惑の視線を背中にひしひしと感じながら待ちました。

結局疑いが晴れることはなく、第二インスペクションルーム行きとなった私は、そこで待つこと2時間以上。待っている間に、中国人らしき女性が一人、別のドアの向こうへと連れられて行きました。ふむ、あちらは何ぞや?と思って見ていると、通訳をしていたらしい係員が彼女の物らしいスーツケースを持って現れ、同じドアの向こうへと消えて行きました。あれは、強制送還というものなのか?もしかしたら私も強制送還されちゃうのか?こうなると、もう思考が負のスパイラルから抜け出せません。

やっと自分の名前が呼ばれた時には「ちゃんと説明する機会をありがとうございますぅ」と涙目状態でした。
幸い、今度のインタビュアーはバイアスなしに何から何まで質問し、私の答えをメモを取りながらじっくり聞いてくれました。おそらく一連の質問への回答に矛盾点がないこともしっかり確認したのでしょうが、ほぼ質問も出尽くしたかと思われた頃に、私がこのまま不法滞在なんかしないわよという念押しの意味も込めて「We are mature enough to have a long distance relationship and wait for the VISA approval.(正しい英語じゃなくても見逃して下さいね)」と言ったら、「I like the answer.」と言って笑ってくれました。

彼の個人情報も彼との出会いから現在に至るまでのお付き合い状況も洗いざらいがシステムにインプットされ、やっとオッケーが出てパスポートにスタンプをもらい、バゲージクレームの脇にポツンと取り残されたスーツケース達を連れて外に出た時には、着陸から3時間をゆうに経過していました。もちろん、ロマンチックな彼との再会とは程遠い物だったのは言うまでもありません。

そして、思ったのです。

それが意図的であろうとなかろうと、ESTAで入国して結婚するもしくは不法滞在する日本人もしくはアジア人が増えれば増えるだけ、私のような人があらぬ疑いをかけられる可能性が高まるんじゃないかと。だって、彼らは統計的な傾向から疑わしきを排除するのが仕事なのでしょうから。それはそれで、むかつくけど仕方ないと思います。
ただ、相手が別の国に住む人というだけの違いなのに、国境の壁を越えて愛を育む人達の純粋に会いたいと思う気持ちの妨げになるようなことをしちゃいけないよな、と。

人それぞれに事情があると思います。もちろん本当に旅行でアメリカを訪れ、運命の出会いを果たし、電撃結婚する方もいるでしょう。それは、そういうことであって、真実はひとつです。もしグリーンカードの面接で面接官に疑いのまなざしを向けられたとしても、胸を張ってその目を見つめ返すことができるでしょう。
でも、あなたが結婚するつもりで親や友達と別れ日本を離れて来たと仮定して、胸を張ってイミグレのオフィサーの前に立ち、彼らの目を見つめられると思いますか?

私にはできません。優等生なわけではありません。不器用かもしれません。でも、これが私の生きる道だからです。
私個人の言動で何かを変えられるほど立派なんかじゃなくても、少なくとも負の方向への一助になるようなことはしないのです。

今でも思い出すといやーな気持ちになる思い出ですが、実は良い点もありました。
それは、その後のアメリカ大使館でのビザ面接も、K-1ビザでのアメリカ入国審査も、この時の経験に比べたらむっちゃくちゃ楽チンだったのです。おそらくグリーンカードの面接もあれに比べたら楽チンなのだろうとか楽観していたりもする私です。

#LAX #入国審査 #国際結婚 #ESTA #ビザ

ところで、ESTAでアメリカに入国して結婚するという選択肢はあるのかないのか?

ちょっとコントラバーシャルかと思われるこの話題ですが、思い切って触れてみようかと思います。

実際彼は結婚について話を始めた後もなお、この方法の何がいけないのか?しばらくは理解できないようでした。私が説明をしても、イミグレのオフィサーが「Technically OK」と言った、と。

この「Technically」、便利な言葉で特にこういう場面でよく使われるのを耳にします。法的に問題はない。けれど、結果は知る人ぞ知る。けれど、それを選択するかどうかは個人のモラルの問題。

私は、頑固で曲がったことが嫌いです。(いや、自分で気が付かずに平気で曲がったことをしていることもあるんですけどね^^;)
定められたプロセスがあるのに、膨大な量のペーパーワークが面倒だからとか、半年も一年も待てないとかいう理由でそれを避けるようなら、そもそも国際結婚なんて無理!というのが私の考えなので、もともと私の選択肢にはフィアンセビザか配偶者ビザかの二つしかありませんでした。
が、きちんと調べたわけでもないので、そんな抜け道もそりゃ〜あるだろうな、ぐらいにも思っていました。そして、そういう考えを持つことを否定するつもりもありませんでした、あの日までは。

長くなるので、この話はまた別の記事にしますが、ちょうど私が渡米した頃に、日本のフリーペーパーの中にこんな記事を見つけましたので、ご紹介しようと思います。
こんなガイドラインがあるのですね。そしてこれによると、ルールが変更となった今、実質この方法はNGということかと。

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(こちらが、デジタル版のリンク。ちゃんとページが開かなかったら、26ページをご覧下さいね。)

もしも、この記事を迷いながら読んでいる方がいらっしゃるとしたら、少しだけ言わせてくださいね。
生涯を他国で生活していく上でこれから先に立ちはだかる壁は今想像する以上に大きいものであるはず。その道のりを、二人力を合わせて歩んで行くこれからの人生のために、正しい申請をすることが大切な最初の一歩と捉えてほしいです。
もうひとつの理由である「あの日の出来事」については、また近々書きたいと思います。

#国際結婚 #ESTA #ビザ #グリーンカード申請

K-1ビザジャーニー#6 日本大使館からのパッケージ到着

NOA2通知から4週間が過ぎようとしていたある日、ポストに茶色い封筒を見つけました。

 

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もっと分厚い仰々しい物が届くのかと思っていたので、あまりのあっさり感に拍子抜けしつつも、ボールがやっと自分の手に渡って嬉しさがこみ上げました。それは、渡米が一歩近づいた喜びや寂しさというようなものともちょっと違い、単にこれから忙しくなる自分を想像しての高揚感みたいなものだったような気がします。 何せ渡米の実感が直前になってもなかった私ですから。。。

 

パッケージの中身は、

  • 婚約者 K1/2 ビザ申請のご案内
  • 財政証明および扶養証明書-Form I-134について
  • 東京にてKビザ申請をご希望の方へ
  • 家庭内暴力の被害者である移民に米国内で与えられる法的権利に関する情報と、結婚ビザによる移民に関する諸事実」パンフレットのコピー

 

早速、必要書類のひとつであるForm I-134の準備を彼に依頼し、週が明けるのを待って警察証明の取得に動き出しました。

お住まいの地域によって若干異なるかもしれませんが、私の実家がある県では県警察本部での手続きのみ。私の場合、家から歩いても行ける距離だったので何かとラッキーでしたが、遠くまで出向かなければいけない場合は時間もお金もかかりますね、本当に。

手続きのために持参した物は、1)大使館からのパッケージ一式(証明書の発給を必要としている事実が確認できるもの)、2)パスポート、3)身分証明書。鑑識課というところで、必要事項を記入し、全ての指の指紋を採取して終了です。発行には約1週間かかるとのことでした。

 

〜 これまでのタイムライン 〜

* 2016/11/末 : I-129F関連書類準備スタート

* 2016/12/19 : USCISに書類を発送(USPS Priority Mail Expressにて)

* 2016/12/21 : USPSのトラッキングサービスにて配達済みを確認  書類発送から2日

* 2017/01/03 : Acceptance Confirmation(NOA1)をeメールにて受信 15日経過

* 2017/05/初 : ビザトラッキングアプリに翻弄され、最悪のケースを妄想 130日頃

* 2017/05/04 : NOA2をeメールにて受信 136日経過

* 2017/05/11 : NOA2のオリジナルが郵便にて彼の元に届く 143日経過

* 2017/06/03 : 日本大使館からパッケージが届く 166日経過

* 2017/06/07 : 警察証明の発行を申請 170日経過

 

#アメリカ #フィアンセビザ #NOA #DS−160 #インタビュー準備 #警察証明